台東は台北や高雄とは全く異なる魅力が詰まっているエリアです。

台東って何もないってよく聞くけど 実際どうなの?

都会っぽい観光地は少ないけど、絶景の海や原住民文化体験は台東にしかないよ!
この記事では、台東が「何もない」といわれる理由と、実際に足を運んで感じたおすすめスポットを紹介します。
また、台東観光に向いている人や、旅行前に知っておきたい後悔しないためのポイントも合わせて解説します。
台湾・台東が「何もない」といわれる理由

台東は台湾東海岸に位置し、台湾本島の中でも自然が多く残る地方都市です。
「何もない」というイメージが広まった背景には、以下の3つの共通したパターンがあります。
実際には何がどう違うのか、順番に整理していきましょう。
台北や高雄のような都会ではない
台東市内は台北や高雄と比べると明らかに規模の小さな地方都市で、大型ショッピングモールはほとんどなく、繁華街や夜遊びスポットも限られています。
にぎやかな都市の雰囲気を期待して訪れると、物足りなさを感じることもあるかもしれません。
ただ、台東は何もないのではなく都会にあるものが少ないということです。
時間がゆっくりと流れる地方都市ならではの空気感や過ごしやすさは、台北とは全く異なる魅力です。
台東觀光夜市や福德夜市などの台東の夜市は規模こそ小さいですが、地元の人が通うローカルな温かみのある雰囲気が漂っています。
定番観光地が少なく知名度が高くない
台湾旅行が初めての方が選ぶのは、台北・九份・台南といった定番エリアが大半です。
台東はまだ知名度が高くなく、旅行の候補に入りにくい側面があります。
しかし、台湾原住民の阿美族(アミ族)などが多く暮らすエリアとして文化体験が豊かなうえ、海を一望できる絶景スポットが多数あります。
台湾を深く知りたいリピーターの間では、近年じわじわと注目が高まっているエリアです。
公共交通だけでは観光しづらい
台東の観光スポットは市街地から離れた郊外に分散しており、路線バスも本数が少ないため、公共交通だけでは自由に動きにくい面があります。
そのため、「観光しにくい」「不便」というイメージにつながりがちです。

レンタルバイクやレンタカーを活用すれば、観光できる範囲が大きく広がるよ!
台北・高雄から台東へのアクセス自体は台鐵や国内線の飛行機で問題なくできるので、現地での移動手段だけ事前に決めておくのがポイントです。
実際に行って感じた!台東観光でおすすめのスポット
実際に訪れた台東のおすすめスポットを紹介します。
観光客でごった返すことが少なく、台湾東海岸の景色をのびのびと楽しめるのが台東ならではの醍醐味です。
どのスポットも車やバイクでのアクセスがおすすめです。
華源海灣

海を一望できる人気フォトスポットです。
ハート型のブランコから海を眺められ、SNS映えする景色が楽しめます。
台東市街から南へ車で約30分ほどの場所にあり、駐車場も整備されているため気軽に立ち寄れます。
晴れた日は海の青が鮮やかで、ブランコに揺られながら水平線を眺める時間はなんとも贅沢です。
実際に訪れたのは11月のお昼ごろです。
快晴で、海も空も一面の青が広がる最高のコンディションでした。
ただ、訪れた時点ではハート型のブランコはすでに撤去されていました。
スポットの目玉であるブランコは設置・撤去の時期があるようなので、事前にSNSや現地の最新情報を確認してから向かうのがおすすめです。
ブランコがなくても、海を一望できる景色は十分すぎるほどきれいでした。
甜蜜蜜黃金果園

台東ならではの南国フルーツ「黄金果(アビウ)」を味わいながら、自家製コーヒーも楽しめる農園カフェです。
観光地化されすぎていない穴場感があり、地元の空気をそのまま感じられるのが魅力です。
黄金果は日本ではまず手に入らない果物なので、台東を訪れたら一度は味わってみてください。
黄金果は、実際に食べてみると、プルプルとした半透明のゼリー状の果肉が印象的で、上品な甘みとみずみずしい食感が楽しめます。
食べていると少し手がべたつきますが、とてもおいしかったです。
コーヒーは飲めなかったものの、香りがとても良く、コーヒー好きの方にはたまらないと思います。
黄金果以外にも、ハイビスカスの花やお菓子なども出してもらいました。
初めてハイビスカスの花そのものを食べましたが、さわやかな酸味があって、おいしかったです。

農園の雰囲気はゆったりとしていて、地元の温かさを感じられるスポットだよ
華源觀景台・天空之鏡

晴れた日に水たまりに青空と海が映り込む「天空の鏡(天空之鏡)」が有名な展望台です。
条件が揃ったときの絶景はSNSでも話題になっており、台東南部を周遊するなら外せないスポットの1つです。
実際に訪れた日は少し雲があり、完璧な鏡面にはなりませんでしたが、波が穏やかだったおかげできれいな写真を撮れました。
完全な鏡面効果を狙うなら雲ひとつない快晴の日がベストですが、多少曇っていても十分絵になる景色が楽しめます。

訪れるたびに違う表情を見せてくれるスポットだから、天気を気にしすぎず気軽に立ち寄ってみてね!
多良觀光車站

台湾で最も美しい駅とも呼ばれる廃駅観光スポットです。
現在は電車は止まりませんが、海を背景に列車が通過する瞬間を撮影できるスポットとして多くの旅行者が訪れます。
入場料はわずか10元で、高台にある展望台からは、赤い手すりと青い海、トンネルから現れる列車の美しいコントラストが一望できます。
訪れたのは夕方でした。夕陽と海が重なる景色は本当に美しく、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
旅行客は多めでしたが、外国人よりも台湾人の旅行客が大半で、どこか地元感のある雰囲気が漂っていました。

フォトスポットはいくつかあり、どこで撮っても絵になる場所ばかり
混んでいても回転が早く、ゆっくり写真を撮る時間は十分にありました。
夕方に訪れると光の加減が特によく、ホームから海を眺める景色が一段と映えます。
台東森林公園の活水湖

台東市街から車で約10分とアクセスしやすい台東森林公園の中心に位置する活水湖(huóshuǐ hú)は、カヌーやカヤックが楽しめる穏やかな湖です。
湖の周囲は遊歩道が整備されており、サイクリングや散歩をしながら緑豊かな自然をゆったり楽しめます。
夕暮れ時には水面に空が映り込み、台東市内にいながら静かなリゾート気分を味わえるスポットです。
訪れたのは朝です。人がほとんどおらず、静かですがすがしい空気の中で湖を眺めました。
長居はしませんでしたが、それでも朝の台東森林公園の雰囲気は格別で、慌ただしい観光の合間にひと息つける場所でした。
混雑を避けてゆっくり過ごしたい方は、朝いちばんに立ち寄るのがおすすめです。
台東観光はこんな人におすすめ

台東は旅のスタイルによって満足度が大きく変わる旅行先です。
どんな旅が好きかによって、台東が合うかどうかも変わってきます。
ここでは、特に台東旅行が向いているタイプを整理しました。
| こんな人におすすめ | 理由 |
|---|---|
| 自然の絶景を楽しみたい人 | 海岸線や展望台など、都市部では味わえないスケールの景色が広がる |
| のんびりした旅行が好きな人 | 時間に追われず、道中の景色も含めてゆったり楽しめる |
| 写真やドライブを楽しみたい人 | 海沿いのドライブコースにフォトジェニックなスポットが次々と続く |
| 台湾リピーター | 定番エリアを一通り巡った後、阿美族文化や花東エリア周遊で台湾をより深く知れる |
自然の絶景を楽しみたい人
太平洋に面した雄大な海岸線、山と海が迫る独特の地形、礫石の海岸や展望台からの眺めなど、台東には都市部では味わえないスケールの景色が広がっています。
「台湾の自然ってこんなにすごいんだ」と気づかせてくれる旅がしたい方に、特におすすめのエリアです。
のんびりした旅行が好きな人
台東は観光スポットが密集しているわけではないため、時間に追われずひとつひとつの場所をじっくり楽しめます。
移動の途中に見える海岸沿いの景色もそれ自体が旅の楽しみになる、道中も旅と感じられるエリアです。
急ぎ足で観光地を回るより、一か所でゆっくり過ごすことに価値を感じる人にこそ向いています。
写真やドライブを楽しみたい人
台東南部の海岸沿いはドライブコースとして絶景が続き、停車して写真を撮りたくなるスポットが次々と現れます。
ハート型のブランコや天空の鏡など、フォトジェニックなスポットも多く、カメラやスマホを持って走るだけで一日が充実します。
台湾リピーター
台北・九份・台南・高雄といった定番スポットを一通り訪れた方が次に選ぶエリアとして、台東への注目が年々高まっています。
台東には花蓮と並んで台湾最大の原住民族である阿美族の文化が色濃く残っており、阿美族の小米麻糬(xiǎomǐ máshǔ)など、現地の食文化体験も楽しめます。

花蓮とセットで花東エリアを周遊するプランも人気です。
台東に来たなら、ぜひ花蓮の原住民料理も合わせて楽しんでみてください。

台東観光で後悔しないためのポイント

台東旅行をより満足度の高いものにするために、事前に知っておくと便利なポイントを3つまとめました。
事前の準備が、台東の楽しみ方を大きく左右します。
移動手段を事前に決めておく
台東の観光スポットは市街地から離れた場所に点在しているため、移動手段を事前に考えておくことが大切です。
台東市内ではレンタルバイクやレンタカーが比較的リーズナブルに借りられます。
台北・高雄から台東へのアクセスには台鐵や国内線の飛行機が便利で、電車の支払いには悠遊カードが役立つ場面もあります。

なお、台東から花蓮方面への移動も台鐵で可能です。

沿線の景色も見どころの1つだから、移動自体を楽しむ気持ちで乗ってみてね!
1泊以上がおすすめ
台東は台北から電車で約3〜4時間、飛行機で約1時間かかります。
日帰りも不可能ではありませんが、移動だけで往復7〜8時間かかるうえ、観光スポットが分散しているため、観光に使える時間が大きく限られてしまいます。
1泊以上することで夕暮れや早朝の海岸風景など、日帰りでは見られない台東の顔を楽しめます。
宿泊は台東市内のホテルのほか、自然の中のグランピング施設や民泊なども人気です。
グルメやショッピング目的なら物足りない場合もある
台東はグルメや買い物を楽しむには、台北や高雄などと比べると選択肢が少ないのが正直なところです。
大型商業施設やおしゃれなカフェが集まるエリアは限られており、食べ歩き・ショッピング中心の旅には向いていないかもしれません。
台湾の定番お土産を購入するなら、都市部での購入がおすすめです。

よくある質問(FAQ)

台東旅行を検討している方からよく寄せられる疑問をまとめました。
事前に確認しておくことで、現地での戸惑いをぐっと減らせます。気になる質問からチェックしてみてください。
台東は本当に何もないですか?
「何もない」と言われる理由は、都会的な施設が少ないということです。
海の絶景・原住民文化・フォトジェニックなスポットは充実しており、楽しみ方のスタイルによって満足度は大きく変わります。
グルメ・買い物目的には物足りなさを感じる場合がありますが、自然や文化体験が好きな方には台東は「ありすぎる」くらいのエリアです。
台北から日帰りできますか?
台鐵(特急列車・自強号)で約3〜4時間、飛行機では約1時間でアクセスが可能です。
日帰り自体はできますが、移動だけで往復7〜8時間ほどかかるため、観光に使える時間が限られます。
できれば1泊以上のプランが満足度を高めるためにもおすすめです。
台東観光にはレンタカーが必要ですか?
必須ではありませんが、あると観光の幅が大きく広がります。
路線バスも運行していますが本数が少なく、複数のスポットを効率よく回るにはレンタルバイクかレンタカーの利用がおすすめです。
バイクは台東市内のレンタルショップで借りられることが多く、身分証(パスポート)と国際免許があれば利用できます。
台東は何泊がおすすめですか?
台東市内と周辺スポットをゆったり楽しむなら1〜2泊がおすすめです。
花蓮とあわせて花東エリアを周遊するなら2〜3泊取れると余裕を持ってまわれます。
まとめ:台東は「何もない」ではなく自然と絶景が魅力の街
台東の「何もない」というイメージの理由から、実際に訪れたおすすめスポット・向いている人・後悔しないためのポイントまでまとめて解説しました。

最初は何もないって心配してたけど 実際に行ったら海のきれいさと自然に圧倒されて 帰りたくなくなったよ!

都会とは全然違うけど、それが台東の一番の魅力だと思う
花蓮とセットで花東エリアを周遊するのも最高だよ!
- 「何もない」といわれる理由は、都会的な施設が少ないということで、絶景・原住民文化・フォトジェニックなスポットは充実している
- 大型ショッピングモールや繁華街は少なく、グルメ・買い物目的の場合は物足りなさを感じることも
- 公共交通の本数が少ないため、レンタルバイクやレンタカーの活用がおすすめ
- 台北からは電車で約3〜4時間・飛行機で約1時間。日帰りも可能だが1泊以上がおすすめ
- 自然の絶景・ドライブ・写真が好きな人や台湾リピーターに特におすすめのエリア
- 花蓮とセットで花東エリアを周遊するプランも人気
台東は「何もない」のではなく、「都会とは違う楽しみ方をする場所」です。ぜひ自分のペースで、台東ならではの景色と文化をゆっくり楽しんでみてください。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。

コメント