花蓮旅行のグルメの目玉といえば、台湾の原住民料理。
しかし、正直なところどんな味なのか、口に合うのか少し不安に思っていませんか?

花蓮で原住民料理を食べてきたんだって?どうだった?

台湾で食べた料理の中で、正直一番美味しかったよ!
この記事では、台湾人に連れて行ってもらったお店で、実際に食べた料理と感想を中心に、花蓮の原住民料理の魅力をお伝えします。
また、胡椒も山椒も花椒も苦手な私が、唯一好きになった調味料「馬告」についても触れていきます。
花蓮の原住民料理とは

花蓮の原住民料理とは、台湾東部に暮らす阿美族(アミ族)や太魯閣族(タロコ族)などの先住民族に伝わる伝統料理です。
山菜や川魚、イノシシなど豊かな自然の恵みを活かし、塩やスパイスでシンプルに調理された、素朴で力強い味わいが特徴です。
花蓮は台湾の中でも特に原住民の人口が多い地域として知られています。

山と海に囲まれた自然豊かな土地で育まれた食文化には、台湾のほかの地域とは違う独自性があるよ
観光客向けにアレンジされた料理だけでなく、今も日常的に食べられている家庭料理に近いメニューが多いのも魅力の1つです。
花蓮に暮らす主な原住民族
花蓮には阿美族(アミ族)をはじめ、太魯閣族(タロコ族)、布農族(ブヌン族)など複数の原住民族が暮らしています。
それぞれの民族によって使う食材や調理法に違いがあり、同じ原住民料理といっても店によって全く異なる体験ができるのも花蓮ならではです。
中でも阿美族は人口が多く、花蓮の特産品として知られる麻糬は豊年祭などで欠かせない伝統食です。
阿美族の麻糬については以下の記事で紹介していますので、ご参照ください。

原住民料理に欠かせない香辛料「馬告」

花蓮の原住民料理を語るうえで欠かせないのが、馬告(mǎ gào)という香辛料です。
レモングラスのような爽やかな香りが強く、原住民料理の多くのメニューに使われています。
馬告とは
馬告は山胡椒の実を乾燥させた香辛料で、爽やかな柑橘系の香りが特徴です。
馬告の詳しい特徴や使い方については、以下の記事で詳しく紹介します。
胡椒・山椒・花椒が苦手でも馬告だけは好きになった話
実は私は胡椒も山椒も花椒も、香辛料系の刺激がどうしても苦手です。
しかし、南投の九族文化村で初めて馬告を使った料理を食べたとき、苦手意識を忘れて「これは好き」と思えたのを覚えています。
レモングラスのような爽やかでフルーティーな香りが、口の中でふわっと広がる感じで、ほかの香辛料とは全く違う印象を受けました。
ピリッとした辛さや刺激も全然感じません。
以来、馬告がすっかり好きになり、メニューに馬告料理があれば必ず注文し、日本に帰ってからも自分の料理に使っているほどです。
実際に花蓮で食べた原住民料理

花蓮で実際に食べた原住民料理は、以下の3品です。
どれも台湾人の知り合いが選んでくれたメニューで、観光客だけでは見つけにくいであろう本格的な味を体験できました。
それぞれの料理について、感想を交えて紹介します。
鹽烤魚

塩だけで味付けされた焼き魚で、素材本来の旨味がしっかり感じられる一品でした。
余計な味付けがない分、魚自体の鮮度の良さがそのまま伝わってきて、シンプルながら満足感の高い料理です。

和食の焼き魚に似てて、おいしかったよ!日本人の舌にも合う料理だよ!
竹筒飯(紅糯米入り)

竹筒の中でじっくり蒸し上げたご飯で、紅糯米(hóng nuò mǐ)が使われていたのが印象的でした。
紅糯米は花蓮を代表する特産米の1つで、もち米特有のもったりとした食感と、ほんのり赤みがかった見た目が特徴です。
竹の香りがご飯に移っていて、香りも含めて楽しめる一品でした。

日本のおこわみたいな感じで、おいしかったよ♪
馬告蔥油餅

ねぎ餅に馬告を効かせた一品で、香辛料が苦手な私でも美味しく食べられたメニューです。
サクサクの食感に馬告の爽やかな香りが加わることで、いつものねぎ餅とは違う新鮮な味わいでした。
花蓮の原住民料理を食べてみた感想

花蓮で原住民料理を食べた感想を、率直にまとめると「台湾で食べた料理の中で一番美味しかった」です。
これまで台湾各地でさまざまな料理を食べてきましたが、花蓮の原住民料理はその中でも別格な美味しさです。
素材の旨味を最大限に活かしたシンプルな味付けと、馬告の爽やかな香りは、ほかにはない独自性を持っています。
同じ台湾料理というカテゴリーであっても、原住民料理は明らかに違う個性と魅力を持っていると実感しました。
私のようにスパイスの刺激が苦手な人でも、馬告を使った料理は美味しく食べられます。
「香辛料が苦手だから……」と原住民料理を避けてしまうのは、正直とてももったいないと思います。
花蓮で原住民料理が食べられるお店

花蓮には原住民料理を提供するお店がいくつかあり、市街地の店から郊外の隠れ家的な店までさまざまなお店があります。
ここでは一般的に知られているお店の情報と、私が実際に訪れたお店の特徴を紹介します。
花蓮市内・郊外のおすすめ店
花蓮にはおまかせコース(無菜單料理)形式の原住民料理店や、烤魚(焼き魚)専門店など、タイプの異なるお店があります。
市街地から少し離れた住宅街の中にひっそりと佇む店や、太魯閣エリアに近い場所にある店など、立地もさまざまです。
事前予約が必要な店もあるため、訪れる際はあらかじめ電話やSNSで確認しておくと安心です。
慕名私房料理
七星潭近くの住宅街の中にひっそりと佇むおまかせコース(無菜単料理)の店です。

店内には原住民の伝統的な彫刻や装飾が並んでるよ
小米酒(台湾原住民のお酒)や馬告風味の冬瓜レモン水、鹹豬肉(塩漬け豚肉)、紅藜米プリンなどをコース仕立てで楽しめます。
事前にFacebookページなどから問い合わせるのがおすすめです。
原醉餐酒館
花蓮市内にあるおしゃれなバル形式の店で、馬告を使った鱸魚(スズキ)料理や、馬告風味のムール貝などが看板メニューです。
小米酒をベースにしたカクテルも豊富で、原住民料理をカジュアルなお酒と一緒に楽しみたい人に向いています。
Truku(タロコ)の屋頂
太魯閣エリアに近く、太魯閣渓谷観光のついでに立ち寄りやすい立地です。
ウェルカムドリンクの馬告茶から始まり、鹹豬肉やバナナ飯など、太魯閣族の家庭料理に近いセットメニューが楽しめます。
1人でも予約可能ですが、現地での当日入店は難しいため事前予約が必須です。
娜滋滋烤魚
南濱公園付近にある、烤魚(塩焼き魚)専門の店です。
魚一匹がとても大きく、グループでシェアするのに向いている家庭式の大皿スタイルが特徴です。

魯肉飯がおかわり自由も大食いの人には嬉しいポイントだよ
流流社
美崙工業区近くにあるおまかせコースの店で、店主が一品ずつ料理の由来や食材の名前をクイズ形式で説明してくれるユニークなお店です。
事前予約が必要なため、訪れる際はあらかじめ電話やSNSで確認しておくと安心です。
私が実際に訪れたお店の特徴
私が訪れたのは、台湾人の知り合いに連れて行ってもらったお店でした。
市街地からは離れていて車がないと行けない場所にあり、店の目の前には池があるという、かなり個性的な場所でした。
店名は忘れてしまったのですが、郊外型のお店は花蓮にはほかにも複数あるようなので、似たタイプの店を探してみるのもおすすめです。
まとめ:花蓮の原住民料理でディープな食文化を体験しよう!
花蓮の原住民料理の特徴や魅力、スパイス馬告、実際に食べた本音の感想からおすすめのレストランまで解説しました。

台湾のほかの地域では味わえない、花蓮ならではの独自の食文化をぜひ体験してほしいな!

台湾で食べた料理の中で一番美味しかったから、花蓮に行くなら絶対に試してほしい!
- 花蓮には阿美族(アミ族)や太魯閣族(タロコ族)など複数の原住民族が暮らしている
- 馬告は柑橘系の香りを持つ独自の香辛料で、香辛料が苦手な人でも食べやすい
- 鹽烤魚、竹筒飯(紅糯米入り)、馬告蔥油餅はどれも素材の味を生かしたシンプルな美味しさ
- 原住民料理は台湾で食べたどの料理よりも一番美味しいと感じた
花蓮を訪れる機会があれば、ぜひ原住民料理にも挑戦してみてください。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。

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