イタリア語を学び始めるとき、最初に覚えるのが「挨拶」ですよね。
ネイティブのように自然な挨拶ができると、学習のモチベーションが一気に上がり、文化への理解も深まります。

イタリア語の挨拶って、時間帯や相手によって使い分けがたくさんあって難しいな…

基本の挨拶からネイティブのリアルな使い分けまで、しっかりマスターしよう!
この記事では、基本の「こんにちは」や「ありがとう」から、相手との心の距離を縮める特別な一言まで、イタリア語の挨拶をシーンごとに徹底解説します。
「学習の前に、まずは旅行で使うフレーズだけを手っ取り早く知りたい!」という方は、先にこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
あわせて読みたい!旅行で使えるイタリア語の日常会話フレーズ集!観光やレストランで役立つ表現
【一目でわかる】イタリア語の基本挨拶一覧表

イタリア語のコミュニケーションで一番ベースとなる「基本の挨拶」を一覧表にまとめました。

旅行中やすぐに言葉を確認したいときは、ぜひこの表をスクリーンショットして活用してね
| 日本語 | イタリア語 | カタカナ発音 | 主なシーン |
| おはよう・こんにちは | Buongiorno | ボンジョルノ | 朝から15時頃まで 丁寧な表現 |
| こんばんは | Buonasera | ボナセーラ | 夕方から夜 丁寧な表現 |
| やあ!/ バイバイ | Ciao | チャオ | 親しい仲で使う 出会い・別れ両方 |
| ありがとう | Grazie | グラッツェ | 感謝を伝える基本のフレーズ |
| さようなら | Arrivederci | アリヴェデェルチ | フォーマルな別れの言葉 |
| はじめまして | Piacere | ピアチェーレ | 初対面の人への挨拶 |
| すみません | Scusi | スクゥズィ | 呼びかけや、軽い謝罪のとき |
上記の挨拶は、イタリアに行けば毎日必ず耳にする超定番のフレーズです。
「Buon」の発音は、「ブォン」と発音するほうがよりきれいな発音になります。
時間帯・場面で使い分ける挨拶

一覧表を見るとわかるように、イタリア語の挨拶は「時間帯」と「相手との関係性」の2つが重要なポイントです。
日本語の「こんにちは」とは違い、イタリア語は友人には「Ciao」、店員さんには「Buongiorno」と使い分けるのが一般的です。
以下は、基本の挨拶に加えて、特定の時間帯やよりフォーマルな場面で活躍するフレーズです。

挨拶を使いこなせると、一気にネイティブの感覚に近づけるよ
- Buon pomeriggio(ボン ポメリッジョ): 午後の挨拶(あまり聞かないが、丁寧な場では使われる)
- Buonanotte(ボナノッテ): 寝る前の「おやすみなさい」
- Arrivederla(アリヴェデルラ): 「さようなら」の最高に丁寧な形(敬語)
それぞれのフレーズの具体的なニュアンスや使い分けは以下の通りです。
「Buon pomeriggio」のリアルな使われ方
お昼過ぎから夕方にかけて使う午後の挨拶です。
ただし、イタリアの日常会話では午後でもそのまま「Buongiorno(ボンジョルノ)」という人が多いです。
また、早めに「Buonasera(ボナセーラ)」に切り替える人もいます。

実は、街中ではあまり耳にしないよ
ニュース番組の冒頭や、少し改まった丁寧な場面でよく使われます。
「Buonanotte」は夜遅くの別れ際にも
夜、布団に入る直前に使う「おやすみなさい」の言葉です。
また、夜遅くにレストランやパーティーから帰る際、「もう家に帰って寝るね」という意味を込めた別れの挨拶としてもよく使われます。
単なる夜の挨拶である「Buonasera(こんばんは)」とはしっかり使い分けましょう。
大人の気品が漂う「Arrivederla」
基本の別れの挨拶である「Arrivederci(アリヴェデルチ)」を、さらに丁寧にした敬語表現です。
初対面の目上の方や、ビジネスシーン、高級ホテルやレストランなどで使うと、洗練された大人の印象を与えられます。
【深掘り】「Ciao(チャオ)」のリアルな使い方

イタリア語の挨拶の中でも、特に知られているのが「Ciao」です。
教科書には「やあ」「こんにちは」とシンプルに紹介されていますが、実際のイタリアでの使われ方はもっと奥が深いです。
ここでは、Ciaoを使いこなすために知っておきたいポイントを整理します。
出会いにも別れにも使える万能フレーズ
Ciaoの最大の特徴は、「出会いの場面」と「別れの場面」のどちらでも使える点です。
友人と会ったときに「Ciao!」と声をかけ、帰り際にもまた「Ciao!」と手を振ります。
つまり、英語の「Hello」と「Goodbye」の両方の意味を持っています。

たった一語で挨拶が完結するのは、イタリア語ならではの表現だよ
「Ciao」は親しい相手に使うのがマナー
Ciaoはカジュアルな表現であるため、家族や友達など使う相手を選ぶ必要があります。
- Ciaoを使ってOKな相手:友達、家族、同年代の親しい人
- Ciaoを避けたほうがいい相手:お店の店員、初対面の相手、目上の人
目上の人やフォーマルな場面では、「Buongiorno」や「Buonasera」を使うのが一般的です。
イタリア人はこの使い分けをとても大切にしており、間違えると少し失礼な印象を与えてしまうこともあります。
イタリア人は「Ciao」を連呼する?
イタリアの日常で面白いのが、「Ciao Ciao!(チャオチャオ!)」と重ねて使う文化です。

別れ際に、「バイバイ!」と同じ感覚で「Ciao Ciao!」というと、ネイティブらしいこなれた雰囲気になるよ!
特に電話を切るときや別れ際に、「Ciao Ciao Ciao!」とリズミカルに連呼する姿は、イタリアでよく見かける光景です。
1回だけの「Ciao」よりも親しみや明るさが伝わるので、仲の良い相手にはぜひ使ってみてください。
自己紹介と「はじめまして」のフレーズ

旅先やイタリア語教室など、初対面の相手と会話するときに欠かせないのが自己紹介のフレーズです。
イタリアでは握手やキスの挨拶とともに、名前と簡単なプロフィールを伝えるのが一般的です。
| 日本語の意味 | イタリア語 | カタカナ発音 |
| 私の名前は…です | Mi chiamo… | ミ キアーモ… |
| 私は日本人です | Sono giapponese | ソノ ジャッポネーゼ |
| …出身です | Sono di… | ソノ ディ… |
| はじめまして | Piacere | ピアチェーレ |
| お会いできて光栄です | Piacere di conoscerLa | ピアチェーレ・ディ・コノッシェルラ |
「Mi chiamo…」は、…の部分に自分の名前を入れて自己紹介のときに使い、「Buongiorno」や「Ciao」のあとに続けていうと自然です。
簡単な自己紹介のとき、「Sono giapponese(私は日本人です)」や「Sono di Tokyo(東京出身です)」などの表現を使います。
国籍や出身地を伝えるのは会話のきっかけに最適です。日本に興味を持つイタリア人は多いので、そこから話が弾むこともよくありますよ。
「Piacere」は、「はじめまして」の最も一般的な表現で、 さらに丁寧にする場合、「Piacere di conoscerLa」といいます。
「Piacere di conoscerLa」は、ビジネスシーンや目上の方、公の場で初対面の挨拶をするときに使うと、品のある印象を与えられます。

握手をしながらお互いに「Piacere!」といい合うシーンもよく見かけるよ
「元気?」から始まるコミュニケーション

イタリアの挨拶では、「Buongiorno」や「Ciao」と言った直後に、「元気?」と相手の調子を尋ねるのがほぼセットです。
声をかけられた時にスムーズに返せるよう、尋ね方と返答のパターンを覚えておきましょう。
| 日本語の意味 | イタリア語 | カタカナ発音 |
| 元気?(親しい相手に) | Come stai? | コメ スタァイ |
| お元気ですか?(丁寧に) | Come sta? | コメ スタァ? |
| 調子はどう? | Come va? | コメ ヴァ? |
| 元気です、ありがとう | Sto bene, grazie | スト ベェネ グラッツェ |
| まあまあかな | Così così | コズィ コズィ |
それぞれのフレーズの使い分けや、自然な返事のコツは以下の通りです。
相手との距離感で変わる「元気?」の聞き方
一番よく使われるのが「Come stai?(コメ スタァイ)」です。
「Ciao」を使うような友人や家族など、親しい間柄での表現です。
目上の方や、お店の店員さんなど、少し丁寧な対応が必要な相手には「Come sta?(コメ スタ)」と語尾を変えて使います。
また、「Come va?(コメ ヴァ)」は「最近どう?」というニュアンスで、非常によく耳にするフレーズです。
親しい間柄から目上の方にまで、多くの人に対して使えます。
基本の返事は「Sto bene, grazie」
「元気?」と聞かれたら、「Sto bene, grazie(元気です、ありがとう)」と答えるのが基本です。
「Sto」は省略しても問題ありません。
「grazie」を添えることで、相手の気遣いに対する感謝が伝わり、とても丁寧な印象になります。
調子があまり良くないなら「Così così」
調子があまり良くないときは「Così così(コズィ コズィ)」と答えます。
手のひらを下に向けて、ヒラヒラと左右に揺らすジェスチャーと一緒に使うのがイタリア流です。
【会話を続けるコツ】「あなたは?」と聞き返そう!
「Sto bene」と答えた後は、「E tu?(エ トゥ / あなたは?)」と返します。
また、丁寧返答するときは、「E Lei?(エ レイ / あなたは?)」と聞き返すのがマナーです。

キャッチボールができると、会話が一気に自然になるよ
感謝・謝罪・お願いなど心の距離を縮める言葉

挨拶に加えて、感謝や謝罪、お願いの言葉をスムーズにいえるようになると、イタリアの人たちとぐっと心の距離を縮められます。
| 日本語の意味 | イタリア語 | カタカナ発音 |
| 本当にありがとう | Grazie mille | グラッツェ ミッレ |
| どういたしまして / どうぞ | Prego | プレーゴ |
| お願いします | Per favore | ペル ファヴォーレ |
| ごめんなさい / 残念です | Mi dispiace | ミ ディスピアーチェ |
| とんでもないです | Non c’è di che | ノン チェ ディ ケ |
それぞれのフレーズが持つニュアンスと、具体的な使い方は以下の通りです。
感謝を強調したいときの「Grazie mille」
基本の「Grazie(ありがとう)」に「mille(千)」をつけることで、「本当にありがとう!」と強い感謝を伝えられます。
道を親切に教えてもらった時や、素敵なサービスを受けた時にぜひ使ってみてください。
万能すぎる魔法の言葉「Prego」
「Grazie」と言われた時の返事である「どういたしまして」として一番よく使われます。
しかし、実はそれだけでなく、「Prego」には「どうぞ」という意味もあります。
例えば、ドアを開けて「どうぞ」と譲る時や、店員が席を案内する際の「こちらへどうぞ」にも使われる便利な言葉です。
何かを頼む時は必ず「Per favore」
英語の「Please」にあたる言葉です。
カフェでコーヒーを注文するときなどに、「Un caffè, per favore(コーヒーを一つお願いします)」と添えるだけで、丁寧な印象になります。
謝罪や共感を示す「Mi dispiace」
道でぶつかってしまったときなどの「ごめんなさい」として使います。
また、相手から風を引いたなど悪いことを聞いた時に「それは残念だね」「可哀想に」と共感を示す相槌としても使われます。
より謙虚に返す「Non c’è di che」
「Prego」と同じく「どういたしまして」という意味です。
しかし、「Prego」より丁寧で、直訳すると「(感謝されるようなことは)何もないですよ」というニュアンスです。
日本語の「とんでもないです」に近い、謙虚で丁寧な表現です。
別れ際のバリエーション

基本の「Ciao」や「Arrivederci」に加えて、次に会うタイミングを伝えるフレーズを添えると、より自然で温かいコミュニケーションになるでしょう。
| 日本語の意味 | イタリア語 | カタカナ発音 |
| またすぐに | A presto | ア プレスト |
| また後で | A dopo | ア ドーポ |
| また明日 | A domani | ア ドマーニ |
| また会いましょう | Ci vediamo | チ ヴェディアーモ |
上記のフレーズは、次にいつ会うかによって以下のように使い分けます。
近いうちに再会を願う「A presto」
数日後など、近いうちにまた会う予定がある場合や、「また近いうちに会えるといいね」という気持ちを込めて使われます。
旅行中に仲良くなった人とお別れする際にもぴったりの表現です。
その日のうちにまた会うなら「A dopo」
dopoは「あとで」という意味です。
「A dopo」は数時間後など、その日のうちに再び会うことがわかっている相手に対して使います。

お昼休みに同僚や友人と一時的に別れる時などによく使われるよ
明日も顔を合わせる人への「A domani」
文字通り「また明日」という意味です。
学校のクラスメイトや職場の同僚など、翌日も会う相手に対して毎日のように使われる日常的な表現です。
いつかまた会おうね!の「Ci vediamo」
英語の「See you」に近いニュアンスです。
具体的な再会の予定が決まっていなくても、「またね!」「また会いましょう」という気軽な別れの挨拶として広く使われます。
「Ciao, ci vediamo!(バイバイ、またね!)」とセットで使うのがネイティブ流です。
相手を思いやる「特別な挨拶」

イタリア語には、相手の幸せや健康、成功を願う素敵な表現がたくさんあります。
別れ際や特定のシーンでこれらのフレーズを一言添えるだけで、イタリア人らしい温かいコミュニケーションになります。
| 日本語の意味 | イタリア語 | カタカナ発音 |
| 良い一日を! | Buona giornata! | ボナ ジョルナータ |
| 良い夜を! | Buona serata! | ボナ セラータ |
| 召し上がれ! | Buon appetito! | ボナッペティート |
| 乾杯!/ お大事に! | Salute! | サルーテ |
| おめでとう! | Auguri! | アウグーリ |
| 幸運を! / がんばって! | In bocca al lupo! | イン ボッカ アル ルーポ |
それぞれのフレーズを使う具体的なシーンは以下の通りです。
別れ際の定番フレーズ「Buona giornata!」と「Buona serata!」
「Ciao」や「Arrivederci」といった後に付け加える定番フレーズです。
午前中から午後にかけて別れる時は「Buona giornata!(良い一日を!)」、夕方以降に別れる時は「Buona serata!(素敵な夜を!)」と伝えます。
お店を出る時に店員さんに向けていうのもスマートです。
食事を始める前の「Buon appetito!」
「召し上がれ」「良いお食事を」という意味で、食事の前にみんなで声を掛け合います。

「Buon appetito!」といわれたら、「Grazie, altrettanto(ありがとう、あなたもね)」と返そう!
2つの顔を持つ「Salute!」
「Salute(サルーテ)」は本来「健康」という意味です。
ワイングラスを合わせる時の「乾杯!」として使われるほか、誰かがくしゃみをした時に「お大事に!」という意味で声をかけるという面白い文化もあります。
お祝い事の万能フレーズ「Auguri!」
誕生日、結婚記念日、クリスマス、新年など、あらゆるお祝いのシーンで使える「おめでとう!」の言葉です。
イタリアでは非常によく飛び交うハッピーなフレーズです。
【必見】相手を励ます特別なフレーズ「In bocca al lupo!」
試験や大切な仕事の前に「がんばって!」「幸運を!」と声をかけるとき、イタリア人が使うのが「In bocca al lupo!」です。
直訳すると「狼の口の中へ!」という少し怖い意味ですが、イタリアならではの理由と、絶対に知っておくべき「決まった返し方」があります。
使い方を間違えると気まずくなることもあるので、詳しい意味や正しい返答フレーズは以下の記事をチェックしてくださいね。
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イタリア語の基本挨拶をマスターして、実際に使ってみよう!
旅行や学習で最初に覚えたい基本の挨拶から、ネイティブと心の距離が縮まる一言を紹介しました。

挨拶ってたくさんあるけど、時間帯や相手による使い分けが一覧になっていると、すごく覚えやすいね!

場面に合った挨拶を選ぶだけで、会話がもっと楽しくなるよ!
まずは一覧表のフレーズからどんどん使ってみてね♪
- 基本の挨拶とマナー:「Ciao」は親しい人へ、「Buongiorno」は目上の人や店員さんへ使い分ける
- 自己紹介でアイスブレイク:名前や出身地を伝えて、相手との会話のきっかけを作る
- 「元気?」のキャッチボール:「Come stai?」から始まるやり取りで、相手への気遣いを示す
- 距離を縮める特別な一言:「Grazie mille」や相手を思いやる「In bocca al lupo!」で温かい関係を築く
紹介した挨拶のフレーズを日常や旅行に取り入れることで、イタリアの人々とのコミュニケーションはより楽しく、豊かなものになるでしょう。
まずは自分のお気に入りの一言から、レッスンや旅先で実際に声に出して使ってみてくださいね。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。

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