台湾でワーキングホリデーを考えているけれど、ビザの申請方法や現地での生活準備、仕事探しなど、具体的に何から始めればいいのかわからない……。
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

台湾ってビザ申請とか難しそう…

大丈夫!ちゃんと手順を知っていれば安心して準備できるよ!
この記事では、台湾ワーホリの基本情報から申請方法、出国までに必要な準備を徹底的に解説します。
筆者の実体験も交えながら、スムーズに台湾生活をスタートさせるためのリアルな情報をお届けします。
台湾ワーホリとは?基本情報と魅力

台湾ワーキングホリデー制度は、日本と台湾の若者が互いの国で最長1年間、観光や就労を経験できる制度です。
対象は18歳から30歳までで、台湾の文化や生活をリアルに体験しながら働けます。
台湾は日本からのアクセスが良く、親日的な環境や豊かな食文化も魅力の1つです。
さらに、現地でのアルバイトを通じて語学力を高めたり、多様な人々と交流したりできるため、初めての海外生活に最適な環境と言えるでしょう。
台湾ワーホリは、旅行だけでは味わえない現地の暮らしを深く知る貴重な機会です。
台湾ワーホリのメリット・デメリット
台湾ワーホリには、語学力アップや異文化体験ができることなど多くのメリットがあります。
台湾は日本人にとって親しみやすく、生活しやすいです。
日本と同等、場所によっては日本以上に治安がいい点も魅力です。
一方でデメリットとしては、言語の壁や仕事探しの難しさがあります。
特に中国語ができないと選べる仕事が限られ、生活に不便を感じることもあるでしょう。
台湾の気候に慣れる必要があるほか、ワーホリ期間が限られているため計画的な生活が求められます。
上記を理解した上で準備を進めることが大切です。
台湾ワーホリの申請条件と申請方法

台湾のワーキングホリデービザは、日本国籍を持つ18歳から30歳の方が対象です。
申請時点で30歳であれば、実際に渡航するときに31歳でも構いません。
申請者は台湾に滞在中、観光だけでなく就労も可能で、最長1年間の滞在が認められています。
ただし、一度も台湾のワーホリビザを取得したことがないことが条件です。
申請に必要な書類
申請に必要な書類は以下の通りです。
必要書類 | 備考 |
---|---|
旅券 | 残存有効期限渡航日より1年以上 |
旅券のコピー | 1通(A4) |
申請書 1通(見本) | 旅券上と同様の署名が必要 専用ウェブサイトにて個人情報を登録完了後、該当用紙(A4)を印刷 |
証明写真2枚 | サイズ(横3.5x縦4.5cm) / 頭部3.2~3.6cm / 6ヶ月以内撮影 |
海外旅行保険の加入証明書 | 加入期間:渡航滞在期間(要申請書一致) 要死亡・傷害・病気項目 「海外適用」の明記がない場合、別途該当書面要提出 国民健康保険は不適用 |
申請者名義の残高証明書 1通 | 発行3ヶ月以内 / 要20万円以上 / 日本語版または英語版 |
申請者名義の往復航空券 | 30万円以上の財力証明書の提示があれば申請時不要(定期預金不可) |
履歴及び予定行動表 1通 | 要所定フォーマット |
現住所証明 | 原本要提示(住民票・運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードのいずれか1点) |

必要書類をしっかり準備しよう!
台湾ワーホリの申請方法
台湾のワーキングホリデービザは、まずオンラインで申請書を作成し、必要書類とあわせて指定の提出先に申請する流れです。
オンラインで入力・印刷した申請書に署名し、パスポート、証明写真、残高証明書、健康診断書などを準備します。
地域によって提出先が異なるため、居住地に応じた代表処を確認しましょう。
提出先 | 管轄区域 | 電話番号 |
---|---|---|
台北駐日経済文化代表処札幌分処 | 北海道 | 011-222-2930 |
台北駐日経済文化代表処 (東京) | 東京都・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・新潟県・山形県・山梨県・長野県 | 03-3280-7811 |
台北駐日経済文化代表処横浜分処 | 神奈川県・静岡県 | 045-641-7737 |
台北駐大阪経済文化弁事処 | 京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・德島県・香川県・愛媛県・高知県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県 | 06-6227-8623 |
台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処 | 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿兒島県・山口県 | 092-734-2810 |
台北駐日経済文化代表処那覇分処 | 沖縄県 | 098-862-7008 |
審査には数日かかるため、出発希望日の1か月前を目安に余裕をもって手続きを進めることが大切です。
申請後の審査期間は通常1〜2週間程度ですが、状況によって変動することもあります。
早めの申請を心がけ、提出書類に不備がないよう注意してください。
また、申請時にはワーホリビザの条件や注意点をよく確認し、申請資格を満たしているか慎重にチェックしましょう。
台湾ワーホリビザ申請後にすべきこと

台湾ワーホリビザ申請後にすべきことは、以下の通りです。
ビザの受け取り方法
台湾のワーキングホリデービザは、申請時に指定された台北駐日経済文化代表処、または各弁事処の窓口で受け取ります。
郵送対応はしていないため、ビザが発給されたら本人が直接、窓口へ受け取りに行く必要があります。
受け取りの際には、パスポートや申請受付票などが求められるので、忘れずに持参しましょう。
健康診断や予防接種は必要?
台湾のワーホリビザ申請自体には健康診断は不要です。
ただし、特定のアルバイに就く場合や語学学校に入学する場合は、健康診断書の提出が求められることがあります。
現地で受けることも可能ですが、必要に応じて日本で受けて英文または中文の診断書を持参しておいてもいいでしょう。
台湾渡航の際は、以下の予防接種が推奨されています。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- 日本脳炎腸チフス
- はしか
- 水疱瘡
- おたふくかぜ
特に上3つは推奨されています。
実際に接種してから渡航している人は少ないですが、念のため接種しておきたい人は、チェックしましょう。
ただし、A型肝炎や狂犬病の予防接種は複数回接種する必要があるため、最寄りの病院に相談が必要です。
台湾は野犬が多く襲われる危険もあるため、個人的には狂犬病の予防接種は打ったほうが良かったかもと思います。

狂犬病は発症すれば致死率100%で、治療方法がないから野生動物には近づかないように気を付けよう!
出国までに準備することリスト

台湾渡航に向けた最終準備を進めましょう。
以下の15点を確認してください。
- パスポートの有効期限:残り6か月以上あること
- 海外旅行保険:病気・事故に備えた保険の契約は必須
- 航空券の手配:片道のみでの入国も可能ですが、出国証明(帰国便予約)が求められる場合もある
- 住居や語学学校の下調べ:最初の滞在先が決まっていると安心
- 持ち物の準備と禁止品の確認:常用薬や必要な電子機器は日本から持参をする
- 予防接種や健康管理:実際に受けている人は少ないが、A型肝炎や狂犬病の予防接種が推奨される
- 現地通貨の用意:空港や大手銀行でも両替できますが、最初の数日分は日本で台湾元(NTD)を用意しておくと安心
- クレジットカード・国際キャッシュカードの確認:現地でも使える国際ブランド付きのカード(VISA/MASTER)や、現地のATMで引き出せるキャッシュカードを準備
- 携帯電話・SIMカードの手配:台湾の空港でSIMカードを購入できるが、SIMフリーのスマホが必要
- 緊急連絡先リストの作成:家族や友人、現地大使館、語学学校などの連絡先を紙とスマホ両方に保存しておくと非常時に役立つ
- 必要な証明書類のコピー・データ保存:パスポートやビザ、保険証券などを紙でコピーし、クラウドにも保存しておくと盗難時も安心
- 台湾用の変換プラグと電圧確認:台湾の電圧は110Vで日本とほぼ同じだが、念のため変圧器やC型変換プラグがあると便利
- 重要アプリのインストール:台湾では「Google翻訳」「LINE」「Uber」「台灣公車通(バスアプリ)」などがあると非常に便利
- 日本での住民票・年金・保険の手続き:1年以上滞在する場合は住民票の海外転出届、国民年金の任意加入、健康保険の一時喪失など、日本側の手続きも忘れずに済ませておく必要がある
- 現地の祝日・イベントの確認:台湾は旧暦の祝日(春節・中秋節など)や選挙期間中に役所や店舗が休業になることがあり、到着時期や初期手続きに影響が出ることもある

漏れがないかチェックしよう!
ワーホリでの仕事探しの基本

台湾ワーホリでは、滞在費を補うためにアルバイトをする人も多くいます。
語学力や求人の探し方によって、仕事が見つかるかどうかは大きく左右されます。
どんな仕事があるのか、どうやって見つけるのかを知っておくことが大切です。
具体的な探し方や注意点については、別記事「台湾ワーホリで仕事は見つかる?探し方や手続きなどリアルな情報を紹介」で詳しく解説しています。
ワーホリ生活を楽しむためのヒント

台湾でのワーホリ生活を充実させるには、仕事や勉強だけでなく、現地の文化や人々と積極的に関わることが大切です。
語学学校に通ったり、言語交換やイベントに参加することで、友達作りや中国語の上達にもつながります。
夜市やローカルフード・週末の小旅行など、台湾ならではの観光やグルメも大いに楽しめます。
ただし、日本とは異なるマナーや生活習慣に戸惑うこともあるので、郷に入れば郷に従えの精神で過ごしましょう。

文化の違いを理解し、柔軟に対応する姿勢が、台湾でのワーホリ生活をより豊かにしてくれるよ!
台湾ワーホリ成功のための事前準備まとめ
以上、台湾ワーホリの基本情報から申請方法、出国までに必要な準備を徹底的に解説しました。

ワーホリってやること多いけど、準備すればきっと楽しい体験になるよ!

出発前にしっかりチェックして、台湾生活を思いっきり楽しもう♪
- 台湾ワーホリは、日本人が台湾で最長1年滞在し、就労・観光・語学学習を経験できる制度
- 申請には条件や必要書類があり、計画的な準備が求められる
- オンラインで申請書を作成し、指定の提出先に申請に行く
- 健康診断や予防接種は任意
- 語学力や文化の違いに備えつつ、仕事や現地生活を楽しむことが成功のカギ
リアルな情報を参考に、あなたに合ったワーホリ生活を計画してみてください。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。
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