台湾で生活していたり、観光で長期滞在したりする場合、荷物が多くなりがちですよね。

台湾から日本に荷物を送りたいけど、送れないものって何?

台湾から日本に送れないものを紹介するよ!
この記事では、台湾から日本に送れないものは何かや、料金や日数・別送品について紹介します。
実際に筆者が台湾の郵便局から日本に荷物を送った時の体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
国際郵便で送れないもの一覧

国際郵便で送れないものは以下の通りです。
送れないもの | 具体的な例 |
---|---|
鋭利な金属類 | 郵便局職員が怪我をしたり、ほかの郵便物を破損したりするもの 郵便物を梱包するための金属バックルや針など |
貴重品類 | 硬貨や紙幣・株券・宝石・2万台湾元を超えるものなど |
生きた動物 | 犬や猫・希少動物など |
猥褻なもの | わいせつな書籍や印刷物・絵画・写真など |
危険物 | 銃や爆弾・爆発しやすいもの・ダイナマイトなど |
麻薬や違法薬物など | アヘンやマリファナ・コカインなど |
知的財産権侵害物品 | 偽造品や偽ブランド品・偽通貨・海賊版など |
肉類・魚類 | 生肉や肉製品など |
野菜や果物など | 生野菜や生の果物・種子など |
中国の製品 | 特定の中国の漢方薬や中国の薬酒など |
アルコール濃度24%を超えるもの | アルコール飲料やヘアトニック・日焼け止めなど |
その他食品 | 生卵や乳製品・液体物・虫害が発生した地域の食料など |
日本から海外へ国際郵便を送るときと大きく変わりません。
台湾から日本にお茶を送るときの注意点
台湾からお茶を送るときは、気を付けるべきことが2点あります。
- 液体のお茶は送れない
- 「茶」だけ記入した場合、窓口で液体か茶葉か聞かれる
1点目は台湾には茶葉のほかに液体のお茶がありますが、液体物は送れないため液体のお茶も送れません。
2点目は送り状に「茶」だけ記入した場合、窓口で必ず液体のお茶か茶葉か聞かれます。
「茶葉chá yè」または「茶包chá bāo(ティーバッグ)」と口頭で説明するか、送り状に書きましょう。
実際に台湾から日本に荷物を送る際は、「台湾生活の味方!台湾から日本に荷物を送る方法を徹底解説」を参考にしてください。
料金体系と到着日数について

台湾から日本へ国際郵便を送る際の料金体系と到着日数は、國際快捷(EMS)・航空包裹(航空便のみ)・水陸包裹(船便と陸送の混合)で異なります。
國際快捷(EMS)の場合
EMSで送る場合、文書と荷物値段が変わることがあります。
重さ(kg) | 文書(台湾元) | 荷物(台湾元) |
---|---|---|
0.25 | 240 | なし |
0.5 | 340 | 450 |
2 | 640 | 690 |
5 | 1130 | 1130 |
2.5kg以上になると、文書も荷物も同じ値段になります。
上限は30kgで料金は4030台湾元です。
EMSの到着日数は2~3日です。
航空包裹(航空便のみ)の場合
航空便で送る場合、0.5kgごとに55台湾元加算されます。
重さ(kg) | 料金(台湾元) |
---|---|
0.5 | 425 |
1 | 480 |
3 | 700 |
5 | 920 |
上限は30kgで料金が3670元です。
航空便の到着日数は7~10日ほどです。
水陸包裹(船便と陸送の混合)の場合
船便と陸送の混合の場合、1kgごとに70台湾元加算されます。
重さ(kg) | 料金(台湾元) |
1 | 400 |
3 | 540 |
5 | 380 |
10 | 1030 |
上限は30kgで料金が2430台湾元と、航空便より安いです。
到着日数は15~25日程度で、航空便より日数がかかります。
別送品について

別送品とは、入国するときに関税をかけられず、郵送できる制度のことです。
別送品とは入国者が、入国の際に利用した船舶又は航空機以外の船舶又は航空機(別の便)で輸入する物品。つまり、引越荷物や旅行先で購入した土産品などを携帯品とは別に郵便や航空便、船便、宅急便などで送ったもの。原則として本人の帰国(入国)後、6ヶ月以内に通関できるものに限られる。 引用元:公益財団法人日本関税協会 |
ただし、下記のような条件があります。
- 依頼主と届け先の名前が同じ
- 本人が入国後、6か月以内に通関すること
- 免税範囲を超えないこと(携帯品と別送品の合計20万円を超えないこと)

条件を満たしいないと別送品として送れないから、注意しよう!
以下、荷物を別送品で送る場合の手順を説明します。
1.段ボールに「別送品」と記載する
台湾から日本に送る荷物の外装や送り状に「別送品」と記載しましょう。
誰が見ても一目でわかるように、段ボールの上面や側面に大きい文字で書きます。
土産品店や小売店などに依頼して送るときは、必ず「別送品(Unaccompanied Baggage)」 の表示を行うように店員にお願いしましょう。
「別送品」の記載がないと、運送業者が気づかずに別送品扱いしないまま輸入通関を終えてしまう場合があります。

別送品のことを中国語で「後送行李」というよ!
念のため中国語でも書いておくと良いでしょう。
2.税関申告書を作成する
日本に入国したときに税関申告書を2通作成します。
空港か税関検査場に用紙が用意されているので、その場で記入します。
入国後に別送品の申告はできません。

必ず入国したそのときに空港で2通作成しよう!
税関申告書作成後、2通とも税関に提出します。
そのうち1通は税関が確認印を押して返すので大切に保管して下さい。
返された申告書は、別送品を受け取るときの税関手続きで必要になります。
3.別送品を受け取る
別送品が日本に到着すると、税関から「外国から到着した郵便物の通関手続のお知らせ」のはがきが自宅に届きます。
はがきが届いたら、税関外郵出張所に確認印が押されている「携帯品・別送品申告書」を提出しましょう。
別送品の外装に「別送品」の記載がないと、一般の郵便物と同じように「国際郵便物課税通知書」(関税等の納付額や納付手続などを通知する書類)が届く場合があります。
一般の郵便物として扱われていた場合、税金を納付する前に税関外郵出張所にて免税適用の可否などを問い合わせしましょう。
もし、すでに税金を納付してしまった場合、税関外郵出張所に相談する必要があります。
まとめ:送れないものや日数に注意して台湾から荷物を送ろう!
以上、台湾から日本に送れないものは何かや、料金や日数・別送品について紹介しました。

結構早く荷物が届くんだね♪

注意点を押さえて台湾から日本に荷物を送ってみよう!
- 台湾から日本に送れないものはさまざまあるが、日本の国際郵便を大きな差はない
- 國際快捷(EMS)・航空包裹(航空便のみ)・水陸包裹(船便と陸送の混合)で異なる
- EMSの到着日数は2~3日
- 航空便の到着日数は7~10日ほど
- 到着日数は15~25日程度
- 段ボールに「別送品」と記載して、税関申告書を作成すると、別送品として送れる
注意点や別送品として送る方法を押さえて、荷物を送りましょう。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。
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