清明節は日本でいうお盆休みのようなものです。

2025年の清明節はいつ?

台湾の清明節について詳しく紹介するよ!
この記事では、2025年の清明節はいつなのかや、何をするののかについて詳しく紹介します。
2025年清明節は4月5日

2025年の清明節は4月5日です。
清明節は旧暦の3月で春分から15日目にあたります。
春の到来を祝う日でもあります。
2025年は4月3日から6日まで4連休です。
清明節とは?

清明節とは、台湾では家族と集まって先祖のお墓参りをする日です。
日本はお盆やお彼岸など1年に数回お墓参りをする日がありますが、台湾では清明節にしか行いません。
清明節にお墓参りをする理由は、古代中国の農耕文化で種まきする際に、同時に先祖の墓参りを行うとされていたからです。
また、親族で集まりみんなでお墓参りをします。

台湾で清明節は先祖のお墓参りのために親族が集まる重要な日!
日本では唯一沖縄県で清明節があり、「清明祭(シーミー)」というものです。
清明祭(シーミー)は中国から伝わったため、台湾の清明節によく似ています。
親族は先祖のお墓に集まり、お線香やお花・重箱につめた料理をお供えします。
沖縄のお墓は「清明祭」をするために広いスペースを設けてあるため、お墓の前で宴会も行い賑やかです。
清明節で行うこと

清明節で行うことは主に以下の2つです。
お墓参りをする
台湾の清明節の重大行事はお墓参りです。
台湾の伝統的なお墓は日本のと異なり、1人1基ずつあります。
しかも、風水や占いに基づいて場所や方位を決めるので、先祖のお墓がバラバラの場所に点在します。
そのため、清明節当日は先祖のお墓を1基ずつ移動しながら、雑草を取り掃除してお供え物を準備します。

バラバラのところにある先祖のお墓を1基ずつ回って、掃除するのはかなりの重労働だ…
最近は日本と同じように、ロッカー式の納骨堂に納める人も増えています。
「掛紙」を置く
お墓の雑草を取り除いたあとにお墓の上に紙を置き、重しとして石を置きます。
紙は赤・白・黄などと色とりどりです。
紙を束ねて何か所かに分けて置くことで、この墓には子孫がいるということを周囲に知らせます。
上記のような儀式のことを「掛紙」といいます。
ゆで卵を供える
お墓に先祖に対する尊敬と敬意を示してゆで卵を供えます。
卵は一般的に赤く染められています。
赤は幸運を象徴する色で、先祖の霊魂を慰めて幸せをもたらすと考えられているためです。
一通りお参りを終えたらお供え物の卵を食べて、お墓の周りにむいた卵の殻をまきます。
殻を脱ぎ捨てるという意味から、子孫の活躍を期待や新陳代謝の象徴と考えられています。
子孫繁栄を願って行うものです。
潤餅(rùn bǐng)を食べる
台湾式の春巻きの「潤餅(rùn bǐng)」を食べる風習があります。
潤餅はクレープみたいな薄い皮に肉や野菜・卵などの具材を乗せて、ピーナッツ粉をかけて巻いたものです。
皮は中華の揚げ春巻きやベトナムの生春巻きと異なり、小麦粉を水で溶かし焼いており、生でも揚げてもいません。
具材がたっぷり入っているので、1つでも十分空腹を満たせます。
手巻き寿司のような見た目で、中の野菜がシャキシャキしていておいしいです。
清明節の時期を過ぎても台湾の夜市などで潤餅が売られているため、見つけたら食べてみてください。
まとめ:2025年の清明節は4月5日
以上、2025年の清明節はいつなのかや、何をするののかについて詳しく紹介しました。

日本のお盆みたいに先祖のお墓参りをする日なんだね♪

潤餅(rùn bǐng)が気になる人は買って食べてみよう
- 2025年は4月5日が清明節
- 清明節は台湾では家族と集まって先祖のお墓参りをする日
- 台湾の清明節では、お墓参りや潤餅を食べるなどの風習がある
2025年4月5日の清明節はお墓参りの日です。
潤餅(rùn bǐng)は街の飲食店や夜市場などで売ってるので、気になる方は食べてみてください。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。
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