台湾は春になると雪が降ります。
雪の正体は「油桐花」という白い花です。

雪?花?どういうこと??

台湾の春に雪が降る真相を調査しよう!
この記事では、台湾の4月から5月にかけて降る雪の正体とおすすめのスポットについて紹介します。
台湾の4月から5月に雪が降る!?

台湾の4月から5月にかけて雪が降るといわれています。
雪の正体は「油桐花(yóutónghuā)」という真っ白で美しい花です。
油桐花のはらはら散る様や散ったあとの風景が、まるで雪が舞って降り積もったように見えることから雪に例えられます。

なるほど!雪が降るというのは、真っ白な花が散る光景なんだね!
そのため、油桐花は別名「四月雪」や「五月雪」といわれます。
開花時期になると「客家桐花祭」というイベントが各地で開催され、多くの台湾人に愛されています。
雪の正体「油桐花」とは

油桐花とは、台湾の4月中旬から5月初旬にかけて大きく真っ白花をつける植物です。
台湾の北部、客家人が多く住む山岳エリアに咲きます。
特に、桃園市や新竹市、苗栗県が油桐花で有名な地域です。
咲いているときは木に雪が降り積もったように見えます。
散ったあとは、桜のように地面に花が敷き詰められとてもきれいです。
しかし、桜とは異なり、花びらではなく花ごと散るので、公園の机や椅子などに落ちている姿が本当に美しいです。
そのため、油桐花は客家の文化にかかけない花で、台湾で花見の定番になっています。

油桐花は台湾人にとって身近な花なんだね!
「油桐花」のおすすめスポット

油桐花のおすすめのスポットを3つ紹介します。
台灣客家文化館と好客公園
苗栗県銅鑼郷にある台灣客家文化館と好客公園は、油桐花の名所です。
台湾客家文化館では、台湾の客家文化について歴史や産業、観光などのさまざまな面から総合的に学べます。
文化館に併設される好客公園では油桐花が開花すると、その美しい花を見ようと多くの台湾人が花見にやってきます。
公園内は白い絨毯を敷き詰めたように油桐花があり、散策して楽しむのがおすすめです。
また、館内にも造花の油桐花があり、館内も散策するとより楽しめますよ。
最寄り駅の銅鑼駅と三義駅で、歩くと1時間半ほどかかり、非常に遠い
銅鑼駅と三義駅からは非常に本数が少ないですが、台湾文化会館の近くのバス停までのバスがあります。
しかし、文峰国小の駅で降りて40分近く歩かなければなりません。
私は、三義駅を通り過ぎて乗り過ごしてしまったので、銅鑼駅から歩きました。
ところが、田舎の住宅の前を通ったせいで、放し飼いの犬追いかけられて襲われそうになったので、歩くのはおすすめしません。
車かタクシーで行くのがおすすめ
三義木雕博物館と四月雪小徑(四月の雪の小道)
三義木雕博物館と四月雪小徑も油桐花の名所として有名です。
苗栗県三義郷にある三義木雕博物館の後ろに四月雪小徑があります。
三義木雕博物館は木彫り作品を展示しています。
四月雪小徑は、油桐花を観賞できる登山歩道です。
階段には、たくさんの油桐花が散っていて、まさに雪が降り積もったようでとても幻想的な雰囲気です。
最寄り駅は三義駅、バスに乗り換え僑成国小で下車後、徒歩12分
三義駅から歩くと40分ほどかかります。
三義駅からバスに乗って20分、その後徒歩で12分と合計30分以上かかります。
車かタクシーで行くのがおすすめ
【2025】客家桐花祭
毎年4月に油桐花が開花すると「客家桐花祭」が開催されます。
例年4月から5月にかけて開催しています。
2025年3月時点では開催日未定
客家桐花祭の期間、各地の客家人は家族連れがのんびりを過ごしたり、観光客が行き交ったりする姿が見られます。
また、文化や旅行、自然生態、産業を組み合わせたイベントを体験できます。
まとめ:台湾の春の花「油桐花」は雪が舞うようにきれい
以上、台湾の4月から5月にかけて降る雪の正体とおすすめのスポットについて紹介しました。

雪の正体は真っ白できれいな油桐花という花だったんだね!
- 台湾では4月から5月にかけて降る雪の正体は「油桐花」
- 油桐花は真っ白できれいな花で、散ると雪が降ったよう
- おすすめのスポットは「好客公園」「四月雪小徑」
- 4月から5月にかけて「客家桐花祭」というイベントがある
油桐花は本当にきれいですので、ぜひ台湾に行って見てください。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学で勉強したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。
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