イタリア語で「あけましておめでとう」など新年の挨拶は何というのでしょうか。
イタリア人の友達に新年の挨拶をするときに、ぜひ使ってみてください。
また、イタリアのお正月についても紹介します。
イタリア語で「あけましておめでとう」
イタリア語で「あけましておめでとう」は、「Buon Anno」といいます。
「buon」が「良い」という意味で、「anno」が「年」という意味です。
年明け前なら「良いお年を」、年明けからは「あけましておめでとう」という意味になり、年末年始の定番のフレーズです。
また、イタリアではクリスマスと一緒に挨拶をすることが一般的ですので、「メリークリスマス」と合わせて、「Buon Natale e Buon Anno」ともいいます。
「Natale」は、「クリスマス」という意味です。
加えて、「メリークリスマス」と「あけましておめでとう」をまとめて「Buone Feste」ともいいます。
クリスマスを過ぎてからは新年の挨拶だけで大丈夫です。
以下、その他新年の挨拶に使いたいフレーズをまとめました。
- Buon Anno Nuovo(新年あけましておめでとう)
- Felice Anno Nuovo(新年あけましておめでとう)
- Buon Capodanno(新年おめでとう※「Capodanno」は元日の意。12/31と1/1限定)
- Ti ringrazio per quest’anno(今年もよろしくお願いします)
- Ti auguro che il prossimo anno sia un anno fantastico(良い一年になりますように)
- Auguro a tutti voi salute, fortuna e felicità(皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます)
これらのフレーズを使って、ぜイタリア人の友達にメッセージ送ってみましょう。
イタリアのお正月はどんな感じ?
イタリアでは、クリスマスが年末年始最大のイベントであるため、クリスマスが終わると、ある程度落ち着きを取り戻します。
早い人は1/2から仕事を始める人もいるため、クリスマス後は実家や地元に残る人もいれば、自宅に帰ってきてゆっくりする人もいます。
日本の大晦日・お正月とは違い、飲んだり騒いだりするのがイタリアらしい年越しです。
街のクラブやパブなどに出かけ年越しパーティーをしたり、家に友人を呼んで飲みながら年を越したりします。
そのため、大晦日のパーティーを楽しんで、元日は二日酔いと共にダラダラ過ごして2日からは仕事みたいな場合の方も多いようです。
0時を迎えると街のあちこちで花火や爆竹が鳴り、とても騒がしくなります。
個人レベルでも花火を打ち上げるので、音もすごく、煙ももくもくします。
花火や爆竹をする理由は、大きな音を激しく出して古くなった物、悪い物を追い払うと言う意味があり、そのため激しければ激しいほど良しとされているのです。
イタリアにお節料理や年越しそばはある?
イタリアには日本のお節料理のようなものはありませんが、年越しそば的な存在の料理があります。
それがレンズ豆です。
大晦日の夜12時になる少し前にレンズ豆を食べるとお金持ちになれるといわれています。
形がコインに似ていることから、年越しや新年に縁起の良い伝統的な食べ物として広まりました。
レンズ豆は緑色が定番ですが、鮮やかなオレンジ色や黄色もあり、栄養価が高く保存が効くため、古代ローマ人も重宝していました。
コテキーノ(ソーセージ)やザンポーネ(豚足)の付け合わせとして食べます。
コテキーノとは、エミリア・ロマーニャ州モデナ発祥の食べ物で、「コティカ」と呼ばれる豚の皮に、豚肉と背脂、塩、胡椒やクローブ、ナツメグ、シナモンなどのスパイスを詰めた大型ソーセージです。
ザンポーネとは、「大きな足」という意味で、豚肉の肩、脚、首、頬、筋などの部位を合挽きにし、塩コショウ、香辛料で味付けして豚足に詰め、燻製にしたものです。
どちらも500年以上の歴史を持つ料理で、縁起の良いものです。
他にも石榴や石炭の砂糖菓子、地域によっては鰻など様々なものを食べます。
あと、葡萄を新年が開けた時の鐘の音に合わせて一粒づつ食べると幸福が訪れるという言い伝えもあります。
これはスペインの伝統から伝わってるので、イタリア人でも若い人は知らない場合が多いです。
まとめ
以上、「あけましておめでとう」のイタリア語とイタリアの正月について紹介しました。
上記のフレーズを用いて、イタリア人の友達に新年の挨拶のメッセージを送ってみましょう。
大学卒業後、台湾の台中で1年間のワーホリを経験。
語学を勉強するのが好きで、大学時代に中国語を副専攻で勉強しながら、ラテン語の授業を受けたり、韓国語を独学したりした。
また、イタリア語をオンラインで学習中。
語学学習の楽しさやさまざまな国の文化を発信。
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